私は消えてしまうかもしれません。これまで2年間、何が起きたのか、すべてをお話しします。
2年前、私はある事件に巻き込まれました。その事件で私は容疑者として疑われ、逮捕されました。私は自分の無実を証明しようと奮闘しましたが、証拠が不十分なまま長い期間拘留され、とうとう有罪判決を受けました。
しかし、真犯人の証拠が発見され、私の冤罪が証明されました。私は無罪となり、釈放されましたが、その間に私のプライバシーや名誉は大きなダメージを受けました。
さらに、私の不当な逮捕や有罪判決はメディアで大きく報道され、私の顔や名前が世間に晒されてしまいました。私の家族や友人たちも私と同じく傷ついたことでしょう。
それ以来、私は世間からの非難や嫌悪感に苦しんできました。私の周りではあまり話題にされなくなり、人々から忘れ去られてしまったようです。
そして最近、私はさらに悪いことに気づきました。私のデータや情報がインターネット上で拡散してしまっていて、私の過去の傷ついた部分が再びあぶり出されているのです。
私はもうこれ以上傷つくことはできないと思い、インターネット上で私の存在を消すよう要求しました。そして今、私は消えるということなのです。
しかし、2年間私に起きたことは誰かに伝えたいと思いました。私は冤罪に苦しんだこと、社会的信用を失ったこと、そして消えることによる寂しさや無力感を実感しています。
誰かが私の話を聞いてくれるなら、私の2年間は少しでも無駄ではなかったと思うのです。それで私は今こうして、何が起きたか全てをお話ししているのです。
