モンストは、今や日本のゲーム市場においてもトップクラスの人気ゲームとなっています。その人気は、シンプルなゲーム性やキャラクターの可愛さだけでなく、毎年開催される豪華なコラボイベントや新しいゲームモードなど、常に進化し続ける魅力によるものです。
そして今年は、2021年でモンストの10周年という大きな節目の年です。そんな記念すべき年にも関わらず、モンストは大きな炎上騒動に見舞われています。
まず一つ目の理由は、10周年を記念したイベントやガチャの内容に対するユーザーからの不満です。モンストは運営元であるmixi社が提供するアプリですが、その利益のほとんどは各種ガチャから得られているものです。10周年という大きなイベントだからこそ、ユーザーは期待していたガチャの内容や報酬に対して高い要求を持っていました。しかし実際には、内容が薄いと感じるものが多かったため、不満の声が多数出ています。
さらに、モンストはイベントやガチャを”金を払わないと参加できない”という仕組みで運営されています。そのため、課金アイテムである「オーブ」を使用することでガチャの回数を増やしたり、イベントを有利に進めたりすることができます。しかし10周年を記念したガチャでは、オーブの価格や提供された報酬の内容がユーザーからの評判が悪く、さらに公式が課金要素を強化したことが不評を買いました。
さらに、モンストの運営元であるmixi社は大きな経済効果をもたらした10周年を記念したイベントやガチャではなく、”もう一つのアプリ”の発表をするなど、ユーザーからすれば不思議な動きを見せました。そのため、ユーザーからは不満の声が殺到し、モンストの10周年記念というよりは、mixi社自身の利益優先によるものではないかと疑われるようになりました。
モンストは今回の10周年記念騒動により、多くのユーザーを失い、大きな打撃を受けることになりました。これからも人気ゲームとして運営を続けるためには、ユーザーの要望に対して真摯に向き合い、利益を優先させるのではなくユーザーの満足度を優先する姿勢を示す必要があると言えるでしょう。
