モンストのガチャを”歪めて”いるのは、運営チームだけではないということを考えるときに、最近行われた東京喰種コラボガチャの金木研ピックアップ編を例に挙げることができます。運営チームがコラボキャラクターの排出確率を操作して、プレイヤーが高額な課金を行うことを狙っているという声もありますが、実際にはプレイヤーたちもガチャ結果を歪めているという事実があります。
東京喰種コラボガチャでは、金木研ピックアップ編に限定キャラクターが登場しました。このような限定キャラクターは、プレイヤーたちにとって非常に魅力的であり、手に入れたいという欲求が高まります。そのため、プレイヤーたちは多額の課金をしてガチャを引こうとします。
しかし、そのようなプレイヤーの間には、ガチャを引くために金を多く使う必要があるという固定観念があります。そのため、何度もガチャを引いてしまうプレイヤーが多く、その結果、ガチャの排出確率を操作していなくても、高額な課金が集まりやすくなってしまいます。
また、プレイヤーたちの間では「○○回ガチャを引いたら当たる」「前回のガチャで当たらなかったので次は当たる」といった迷信もあります。このような迷信によって、ガチャを引く回数が増えることにより、その結果として排出確率が操作されているかのように錯覚することもあるかもしれません。
そのため、運営チームの操作によって歪められたガチャ結果と、プレイヤーたちの課金行動によって歪められたガチャ結果が重なり合い、より課金額が増えるという悪循環が生まれてしまうのです。これが、”運営だけがガチャを歪めている”という見方ではなく、「運営チームとプレイヤーたちが共にガチャを歪めている」という考え方につながるのです。
しかし、プレイヤーたちがガチャに多額の課金を行うことによって、運営チームもさらにガチャ結果を操作するのは非倫理的な手法といえるかもしれません。そのため、プレイヤー自身も自制を持ってゲームを楽しむことが大切であり、ガチャに対する健全な考え方が求められると言えます。
